令和2年第3回伊豆の国市議会定例会が9月28日に開催された。
この日は複数の議案が上程され、主要な議案として令和元年度の一般会計における歳入歳出決算の認定が行われた。特に、議案第55号は市民の関心が高い内容が含まれており、審査が注目された。内田 隆久総務観光建設委員会委員長は、企業立地促進事業に関する質疑において、新規雇用は少なかったものの、今後の工事完了後に新たな雇用が見込まれると答えた。
柴田 三敏福祉文教経済委員会委員長も報告を行い、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療特別会計の決算認定について、詳細な審査が行われたことを強調した。特に後期高齢者医療については、年金からの特別徴収が主流であるが、普通徴収への変更も可能であるとの説明があった。
また、介護保険特別会計には基金が約4.6億円積み上がっており、今後の負担軽減に向けての検討が示唆された。市長の小野登志子氏は、これらの決算認定について市民の信頼を得るためにも透明性の確保が重要であると強調している。
さらに、特別会計に関する議案も議論され、議案第60号から第62号においても各部局からの質疑応答を経て、可決される運びとなった。特に上下水道事業に関しては、環境衛生と資源の有効活用が求められ、本市の今後の方針についても市民の声に耳を傾ける姿勢が示されている。議事は全て終了し、次回の定例会は9月30日に再開される予定である。