令和5年第4回伊豆の国市議会定例会が開催され、様々な議案が審議されました。特に重点が置かれた議案には、楠木及び天野揚水場に関する特別会計条例の廃止と新たな基金条例の制定が含まれており、これに関して質疑や意見が交わされました。
議案第67号の廃止に関する報告では、井川弘二郎総務産業建設委員会委員長が特別会計を廃止する理由を述べました。地元との調整を経て、一般会計に統合する流れになったと説明しています。特に、江間用水管理委員会についても存続することが確認され、今後の運営においても関与がある旨の回答がありました。
また、議案第68号では新たに制定される基金条例について審査が行われました。管理基金の運用に関して、各委員からの質問では、かつての自立した管理から現在への流れがどう変化したのかが議論されました。一般会計からの取り崩しルールや、基金の具体的な使途に関しても意見が交わされ、将来的な運用方法が示されました。
さらに、議案第69号と第70号では幼稚園及びこども園の運営について、どのように教育と保育が統合されるかが焦点となりました。森下茂福祉文教環境委員会委員長は今回の統合がどのようなメリットをもたらすかを強調し、同じ施設を通じての一貫した教育が確保されることを述べました。
最後に、議案第71号の補正予算についても審査が行われ、様々な地域振興策や教育施策に必要な予算が組み込まれることが確認されました。特に自主運行バスや地域おこし協力隊の活動については、具体的な数字とともにその必要性が強調されました。
会議は円滑に進み、すべての議案が賛成多数で可決されました。次回の本会議は12月19日午前9時から再開される予定となっています。