令和元年6月3日、伊豆の国市役所にて、令和元年第1回定例会が開会した。
この定例会では、行政報告や複数の議案が上程され、重要な議題が議論された。総務部による会期決定の報告では、会期を本日から6月20日までの18日間と定めることが承認された。
冒頭、伊豆の国市長の小野登志子氏が市の行政活動に関する報告を行い、特に水難事故への対応と再発防止の取り組みに言及した。小野市長は「大変痛ましい事故が起きたことは忘れてはならない。地域全体で取り組む必要があります」と強調した。
続いて、議案の一括提案理由が紹介された。議案第31号から第37号までの各議案について、市長がその要旨を説明した。特に、災害弔慰金支給に関する条例改正案については、被災者支援の強化を目的とする内容であることが説明された。福祉事務所長の吉永朋子氏は「この改正により、ペナルティを軽減するための規定が見直されました」と述べた。
加えて、介護保険条例の改正も承認され、低所得者に対する保険料の軽減策が強化されることになった。吉永芳子氏は「この改正により、保険料の軽減幅が見直され、不安の軽減が期待されている」と話した。
また、議案第34号に関する長岡北浴場の廃止についても議論が白熱した。廃止の理由として、改修には高額な費用がかかることが挙げられ、その影響を懸念する意見も相次いだ。観光文化部長の半田和則氏は「維持管理の難しさを考えれば、廃止はやむを得ない措置だ」と主張した。
他の報告では、環境美化活動や地域の交流イベントについても言及され、長岡地域の活性化策が検討されていることが報告された。議会の最後では、補正予算案に関連する様々な施策が可決され、実施に向けての準備が進められる姿勢が示された。市議会は、今後も市民の意見を反映させながら、様々な課題解決に向けた努力を続ける方針を強調した。