令和2年12月3日、伊豆の国市で開催された第4回定例会では、新型コロナウイルス感染症に関する対策について多くの議論が行われた。
開始当初から懸念されていたのは、感染拡大による市民生活への影響である。特に、内田 隆久議員は公共施設の統廃合問題を提起し、公共施設再配置計画の進捗を確認した。市長 小野 登志子氏は、合併特例債の活用状況や今後の改修計画について説明を行った。
また、来年度予算編成方針も議題として取り上げられ、予算全体に係る基本方針が確認された。市の歳出削減の考え方や新規事業に対する焦点が絞られ、骨格予算の必要性が強調された。
議会では大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響を見据えて、ドラマ館の設置に関する提案も議論され、来年度の観光振興についても意見が交わされた。市内の文化活性化の観点から、ドラマ館設置に対する市民の意見の反映が期待される。
特に注目すべきは、アヤメの花を市の花として育成する努力である。小澤 五月江議員は、市民参加型でアヤメ園を造成し、地域の魅力を高めることを提案した。市長は具体的な取り組みへの期待を寄せ、市民の協力を促進する姿勢を示した。
さらに、気候危機への対策として、脱炭素社会実現に向けた市の取り組みも説明された。政策に則った財政運営が求められる中、次なるステップとして、脱炭素宣言をする考えが示された。