令和2年4月9日、伊豆の国市議会において臨時会が開かれ、さまざまな議案が審議された。
特に注目されたのは、電子黒板の購入に関する議案である。市長戦略部長の西島功氏は、この購入が伊豆の国市内の小・中学校における学びの環境を向上させるものであると強調した。また、合計133台の電子黒板が導入され、ICT教材を活用した教育が行われることが期待されている。
この電子黒板の仕様は、液晶ディスプレイとして60ワイド型以上であり、解像度は1920x1080以上とのこと。取付工事もこの契約に含まれており、教室での使用が計画されている。なお、納入期限は令和2年7月30日で、業者は沼津市の東栄商工株式会社である。この議案への賛成が議員全員から得られ、無事に可決された。
加えて、特別支援学級においてもこの電子黒板が使用されることが確定しており、生徒や児童の学習意欲を高めるための施策が進められることが明らかになった。
また、報告された議案の中には、伊豆の国市消防団員等の公務災害補償条例の一部改正や国民健康保険税条例の改正も含まれており、これらも専決処分として承認された。ともに消防団員の損害補償に関する基準が見直され、また税条例に関する改正も行われ、市民への影響が懸念されるところである。
さらに、令和2年度の一般会計補正予算も審議され、あらためて新型コロナウイルス感染症対策の重要性が認識された。市長もこの課題に対して定期的な経済対策の検討を進めている旨を表明し、今後も見通しを持って進めることが求められる。
全体的に、今回の臨時議会では、市域の教育環境を整えるための意義ある議題が討議された。特に電子黒板の導入により、ICT教育の拡充が期待されると同時に、議会としても市民の声に耳を傾け、今後の施策を動かしていく必要性が強調されている。