令和3年6月21日、伊豆の国市議会の定例会にて、市政に関する一般質問が行われ、様々な市民からの要望や課題が提示された。
この内容には、市民意見の反映や、高齢者向けタクシー券の改善、浮橋温泉の復活といった重要なテーマが含まれている。
特に、古屋鋭治議員の発言においては、市民意見が市政を左右する重要性が強調された。「市民主役のまちづくりが不可欠で、行政も市民の声にしっかり耳を傾けなければならない。」と述べ、市民意見の具体的な反映に向けて市長の姿勢が問われた。
また、高齢者等のタクシー・バス・鉄道利用券の改善に関しては、古屋議員が「現行の制度は不評で、利用者の使い勝手が悪い」と指摘し、新規券の導入を提案した。山下市長は「制度見直しを考えており、タクシー・バス・鉄道共通の利用券を導入したい」との意向を示した。
浮橋温泉については、長岡南浴場との比較を通じ、施設の復活が求められた。古屋議員は「現在の休止状態を打破し、温泉の価値を再確認すべき」と強調したが、山下市長は特に「経済的リスクも考慮する必要がある」と慎重な姿勢を示した。
議会の中で市長は、透明性のある対応や公平・公正な行政運営への決意を表明し、市議会との連携を重視する立場も強調した。市民の問い合わせに対してしっかりとした情報提供を行うことで、市政への信頼を構築していくとの見解を示した。