令和2年6月22日、伊豆の国市議会第2回定例会が開催された。
議事日程には、国民健康保険の臨時特例や農地災害復旧条例、一般会計補正予算が含まれ、全16名の出席議員によって可決された。
まず、議案第42号について、柴田三敏福祉文教経済委員会委員長が報告した。国民健康保険に関する臨時特例条例では、コロナウイルスの影響を考慮し、申請が9月30日以降も可能であると説明した。また、疑われる症状に対しての申請条件も明確化されており、全員の賛成を得て可決された。
次に、議案第45号の報告も柴田委員長が行った。こちらは農地災害復旧事業の分担金徴収条例についてであり、被災の可能性が高い農地に特化したものである。委員からの質問に対して、林業や水産業に関しては今後の精査を行う方針も示された。全員の賛成で可決した。
さらに、議案第48号の一般会計補正予算についても審査され、内田隆久総務観光建設委員会委員長が詳細を報告した。補正予算には、大河ドラマ関連の事業が含まれており、観光振興に向けた取り組みや費用対効果に関する議論が行われた。特に、宿泊客の増加に向けて、観光協会や旅館組合との連携の重要性が指摘され、これに全員賛成で可決された。
最後に、次回の本会議が6月24日と告知され、会議は終了した。議会は新型コロナウイルスの影響を見据えつつ、地域振興や福祉に寄与する施策を進める姿勢を示した。