令和5年第1回伊豆の国市議会が開催され、様々なテーマが議論された。
会議では、長谷川浩議員が中学校の部活動の時間見直しについて質問し、教育長の増田貴史雄氏が答弁を行った。増田氏は、生徒の放課後の活動時間を確保するとともに、教職員の負担軽減も目的としていると説明した。
また、部活動の地域移行についても言及され、部活動を地域のクラブ活動に移行することにより、効果的な指導が行える可能性があるとした。教育部長の佐藤政志氏は、地域の団体との連携の重要性を強調しつつ、課題として指導者の確保や経済的な負担に対する影響を挙げた。
さらに、高橋隆子議員からは環境保全型農業の推進とオーガニックビレッジ宣言に関する質問があり、市長の山下正行氏が答弁し、市内での有機農業の取組を進める意義を語った。市は、国の方針に沿った形で農業の持続可能性を図り、有機農業への移行支援をしたいと述べた。
会議の中で高橋議員は、有機農業の普及には地域の農家が中心となり、横断的な協力が不可欠であると強調した。この点について市長は、農家の自主性を尊重しつつ、協議会の設立を進める考えを示し、実現に向けた具体的なプランを提示する意向を示した。
最終的に、議会では学校給食への有機農産物の導入など、地域の特性を活かした取り組みについて、さらなる検討が求められることとなった。