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伊豆の国市議会、コロナ禍の財政と土地利用見直しが焦点

令和3年第3回伊豆の国市議会において、コロナ禍の財政状況や土地利用の見直しについて質問が集中。特に耕作放棄地や就学援助制度への関心が高まる。
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令和3年第3回伊豆の国市議会定例会が9月6日に開催され、議員による一般質問が行われた。

最初に登壇した鈴木俊治議員は、コロナ禍の市財政状況に関して質問した。市長の山下正行氏は、令和2年度決算において過去最大の決算額が記録され、特別定額給付金や地方創生臨時交付金など国庫支出金の増加によるものと説明した。市税や使用料収入は減少したものの、財政運営は基金残高を減らすことなく対応できたとの見解を示した。

続いて、鈴木議員は農地の保全と維持に関する課題にも言及した。特に耕作放棄地の増加が懸念されており、その対策として市は農業委員会による調査を行い、耕作放棄地の現状を把握しているという。市長は、耕作放棄地対策を重要視しており、農業後継者への支援も必要との考えを示した。

また、三好陽子議員は就学援助制度に関する質問を行った。新入学児童への学用品支給のタイミングについて、教育長は令和3年度からの入学前支給を検討している旨を述べた。準要保護者への支給についても、検討が進められているとした。

最後に市長は、現行の財政状況について、厳しさが増しているとの認識を示しつつも、効率的な施策の運営を行っていく意向を明らかにした。特に財政見通しの整理と市民への情報提供を積極的に進める考えを強調した。

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議会名令和3年第3回伊豆の国市議会定例会
議事録
タイトルの評価記事は議会録の内容を正確に反映しており、特にコロナ禍の財政状況や農地保全、就学援助制度について記載があります。
説明文の評価説明文は議会の主な議題や議論を的確に要約しており、内容の正確性に問題はありません。
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