令和2年第3回臨時会が10月29日に伊豆の国市役所で開催された。
本会議では、旧韮山庁舎の解体工事請負契約や職員の給与特例条例、教育委員会の委員任命が審議された。
特に、旧韮山庁舎解体工事の請負契約は大きな注目を集めている。市長戦略部長の西島功氏は、契約金額は税込みで2億4,750万円であると説明。工期は2021年10月29日までで、解体工事を行う業者は、株式会社トゥースリーである。
市長、副市長の給与の特例についても重要な議題となった。特について総務部長の鈴木雅彦氏は、給与一月分から3割の減額が求められ、これは職員の社会的責任として導入されるものであると説明した。具体的には、税務におけるミスが発生し、高額の不納付加算税が生じたため、この措置が講じられることになった。議員の間でも、減額の根拠や判断基準が問われ、責任の度合いに関する討論が行われた。
さらに、教育委員会の委員任命についても、副市長の渡辺勝弘氏が新たに清水照子氏を任命すると述べ、地域教育の振興に寄与する適任者であると強調。既存の委員も相変わらず活動していることが報告された。
この臨時会においては、全ての議案が原案通り可決され、議会の特例的な圧力に対して柔軟に対処する体制が示された。市は、今回の議題が市の未来に直結する重要なものであると認識し、議会の透明性と市民への説明責任を果たしていく必要があることが指摘された。