令和3年4月、伊豆の国市議会は臨時会を開催した。
この会議では複数の重要議案が上程されたが、中でも令和3年度伊豆の国市一般会計補正予算(第2号)や専決処分の報告が特に注目を浴びた。
市長の山下正行氏は、補正予算案について詳細に説明を行い、今年度の一般会計を224億3,100万円にする方針を示した。主な内容としては、コロナウイルス対策や子育て世帯への特別給付金などが含まれる。
特に、専決処分の報告については、伊豆の国市税条例の一部改正が議題となった。総務部長の鈴木雅彦氏が改正内容を説明し、税務署長の承認廃止に伴う手続きの省略が強調された。これにより、事務の円滑化が見込まれている。
選挙関連の議題では、伊豆の国市議会議長の選挙が行われ、内田隆久議員が新議長に選任された。投票は全議員17名の賛成を得て、内田氏の当選が確定した。続いて副議長選挙も行われ、鈴木俊治議員が新副議長として選任された。
また、議会だより特別委員会の設立とその委員選任も承認され、議会の透明性向上が図られることとなった。市民への情報発信を強化することが委員会の目的とされ、より良い自治体総合の実現が目指された。
臨時会では、駿東伊豆消防組合や廃棄物処理施設組合などの議員選挙も行われ、地方自治法に基づく手続きが進められた。今年度中の効率的な運営を確保するための選択肢がとられていることが印象的であった。
これらの議決は、伊豆の国市における円滑な行政運営に向けたものであり、今後の市政において重要な役割を果たすことが期待されている。