令和5年第2回伊豆の国市議会定例会が、6月30日に開催された。最終日の日程を受け、議長が開議の宣告を行い、議案審議に入った。
本会議では、まず議案第36号である令和5年度伊豆の国市一般会計補正予算が論議された。質疑や討論は行われず、可決が決定された。議長は、起立表決を求め、全員一致で可決されたことを報告した。
次に、鈴木俊治議会運営委員会委員長が特別委員会の設置について説明した。特別委員会の目的は、議会運営への情報通信機器の導入に向けたタブレット導入等の議論を進めることである。委員数は4名とし、各常任委員会からの選出が求められた。質疑は行われず、原案の通り可決された。
その後、閉会中の継続調査の申出があったが、異議なく受け入れられた。議会運営の透明性を高めるための検討が続けられる。市長の山下正行氏は、会議の閉会に際して、出席議員に謝辞を述べた。これにより議事日程は全て終了し、令和5年第2回定例会は閉会した。
市長は、今後の市政運営に関する課題についても触れ、議員の意見を重視することを強調し、皆で市民の声を届けていく姿勢を表明した。また、伊豆長岡温泉源氏あやめ祭りの開催に期待感を寄せ、地域活性化への取り組みを支持した。政務における透明性と市民との対話を促すべく、市長は「市長と語ろう」を定期的に開催し、地域の課題を共有し、市民の意見を反映させる意義を強調した。
今回の定例会では、数々の重要な議題が迅速に処理された。議会が市民の信頼を深めるための基盤を築くことが期待される。