令和2年6月5日、伊豆の国市で開催された定例議会では、令和2年度一般会計の補正予算案が審議された。
本議会では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済の支援や、生活に困窮する市民に対する対策として、さまざまな議案が提案されている。特に注目すべきは、令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算（第2号）である。この補正予算は、元々の県民へ支給する特別給付金や感染症対策などに対して、国から3,000万円の補助金を受けることを前提としている。
市長の小野登志子氏は「新型コロナウイルスの影響を最小限に抑えるため、迅速な支援を行う」と強調し、そのための必要な予算措置を説明した。具体的には、宿泊業や飲食業の事業者に対する協力金の支給が含まれている。
また、別の議案として提出された、伊豆の国市国民健康保険料条例の一部改正においては、低所得者に向けた保険料軽減が強化されることが述べられている。新型コロナウイルスの影響で所得が減少した市民を対象に、保険料に関わる特例が定められる見込みであり、今後の議論が求められる。
この他にも、傷病手当金を新たに設けることや、定期的な見直しを行うことで、今後の感染症対策を強化する方針が示された。