令和4年第4回伊豆の国市議会定例会が開かれ、教育や交通、まちづくりに関する重要な議題が議論された。特に令和5年度に向けた英語教育の拡充、通学路の安全確保、かわまちづくり計画が注目されることが印象的であった。
教育長の増田貴史雄氏は、英語教育の拡充について、モデル事業として行われている「英語であそぼう」の取り組みの成果を述べた。令和4年度は幼稚園1園で外国人講師とともに英語に触れ合う授業が行われており、保護者の反応も良好であるという。特に、子供たちが積極的に外国人講師とのコミュニケーションを楽しんでいる姿が見られ、教育現場での成果が実感できていると強調した。また、令和5年度には全ての幼稚園・保育園への拡充を予定していると、未来に向けた姿勢を示した。
高橋隆子議員による通学路の安全性に関する質問では、地域への協力を求め、通学路に関する危険箇所の洗い出しと改善が必要であるとの認識が示された。市としては、通学路の見守りや、交通指導員の活動がある中で、特にPTAや地域住民との連携強化が重要であると感じられた。地球環境問題を踏まえ、交通政策も見直されつつあり、禁煙運転や公共交通の促進についても意見が交わされた。
かわまちづくり計画では、市長が地域住民と密接に連携し、自然環境保護と資源を有効に活用する方法を模索していることが述べられた。事業者との協力による整備も進められ、住民の期待も集まっている。特に、観光客の誘致も念頭に、地域の特色を生かす施策が進行中である。
今定例会での各議員による活発な意見交換は、教育や交通問題、地域の発展に対する真摯な姿勢を感じさせるものであった。市民の健康や福祉、未来を考慮した計画の実現に向け、議会と行政の連携が一層求められる。