令和4年12月6日、吉川市議会の第6回定例会が開かれ、多数の議案が審議された。
議会では、最初に第100号議案の公平委員会委員選任について、人事案件のため討論を省略し、一括採決が行われた。全員が賛成し、吉川敏幸議員が選任されることが決定した。
次に、第88号議案から第107号議案まで、合計20の議案が提出されたが、質疑は行われず、各担当常任委員会に付託する運びとなった。
特に注目されたのは、第90号議案の吉川市個人情報の保護に関する法律施行条例である。この件に関して、雪田きよみ議員が質疑を行い、せいかつに必要な情報とその取り扱いに関しての変更点を詳しく問い合わせた。総務部長の戸張悦男氏は、この改正により個人情報の定義や開示請求等に関する手続きが全国基準に合わせられることを説明した。さらに、個人情報保護の観点からの運用についてもシステムを基に継続されるとした。
続く第92号議案では職員の定年など条例の改正が議題となり、雪田議員が60歳を超えて働く職員の処遇に関して質問した。政策室長の浅水明彦氏は、再任用職員と定年後の職員との差について説明し、公務員制度に準じた形での適切な処遇を遵守することを強調した。
また、第101号議案の令和4年度一般会計補正予算(第7号)では、生活支援が特に重要な議題となった。伊藤正勝議員が補正予算の内容について質問した。給付金の対象となったのは住民税均等割のみ課税世帯で、申請数についての結果を確認するとともに、今後の対応についての見解も求めた。