令和5年度の市議会では、コロナ禍や防災対策など、重要なテーマが議論された。
大野保司議員が提起した議題の中で、市長は第5次総合振興計画の実現に向けた行政組織のあり方について示唆を行った。特に、組織改革を進める必要性を強調し、効率的な行政運営を目指す意向を示した。
また、防災に関しては、ゲリラ豪雨情報の早期発信が求められた。市長は、情報の迅速な提供が住民の安全に寄与するとの認識を示し、避難時の行動指針等を再確認した。台風や風水害に際しては、自治体との連携を強化し、総合的な防災体制を構築することが重要であると述べた。
コロナ禍における学校教育の現状についても議論された。教育長は、授業内容の見直しや部活動の再開に関する見解を述べ、特に生徒の健康と安全を最優先に考える必要性を訴えた。学校行事についても、感染症対策を踏まえた形での実施を模索していることを明らかにした。
さらに、コロナ禍が市民活動に与える影響についても言及された。市長は、市民活動の活性化を図るため、地域毎のニーズに応える支援策を検討中であるとし、自治会活動の重要性についても強調した。
最後に、大野議員は市長の政治姿勢についても問いただした。市長は、常に市民の声を大切にし、透明性の高い行政を心がけると再確認した。これにより、市民との信頼関係をより一層深める方針を示した。