越谷市定例会、公共用地管理や治水対策で活発な議論

令和5年6月20日、越谷市の定例会で様々な市政に関する一般質問が行なわれた。\n\n議員たちは、公共用地の在り方、新方川の治水対策、防犯対策、災害時の踏切の安全確保、越谷市学校防災の日の取り組みなどについて活発に意見を交わした。特に、最近の台風によって引き起こされた水害をうけて、議員から公共用地のマネジメントについての再検討が求められた。\n\n菊地貴光議員が発言し、越谷市の人口が減少期に入る中で公共用地の使い方がこれから重要であることを強調した。今後の用地の取得や管理について市民と共に考えていく姿勢を示し、昨年の水害の影響も踏まえた提案を行った。特に公共施設の廃止や移転については、地域の意見をしっかり受け止めて判断する必要があるとの意見もあった。\n\n次に、松島孝夫議員は新方川の治水対策に言及し、河川改修工事の進捗と今後のスケジュールを提示するよう求めた。特に、近年頻繁に発生する大雨に対する具体的な対策を講じる必要があるとの認識を示した。また、通学路など地域における防犯対策として防犯カメラの設置を強く推奨した。\n\nさらには、清水泉議員が市の災害情報管理システムに関する課題を提起し、台風による浸水被害への迅速な情報収集と発信の重要性を指摘した。市民が現在何を求めているのかを理解し、災害時の周知を強化する必要性が強調された。特に、今回の台風での教訓を生かし、次回からの対策に反映させていくべきとの意見が多数上がった。\n\n最後に、和泉田宏幸議員からは、御料堀の桜並木を活用した観光施策の提案もあった。市は存在する資源を最大限に活用し、地域住民の文化や歴史を重視しつつ、地域に根付く施策を展開していく必要があるとの意見であった。今後、これらの提言が市の施策にどのように反映されるか、注視する必要がある。