令和6年3月定例会が行われる中、山田裕子議員(越谷市民ネットワーク)は、様々な市政課題について代表質問を行った。
特に、持続可能な食と農について、議員は環境に配慮した農業の推進の重要性を強調した。市長は、過去の災害や国際的なおける食料自給の危険性を訴えながら「環境負荷の低減に向けた取組は必要です」と述べた。
さらに、子どもの権利を守ることに関して、山田議員はこども家庭センターの役割を問い質した。市長は「虐待の発生を予防するため、切れ目ない支援を行います」と回答した。特に、児童虐待の防止策については、全国の増加する傾向を踏まえた新たな施策の検討が行われている。
また、障害者と多様な働き方についての議論も交わされた。市長は法律による新たな障害者雇用基準の改正を受け、越谷市内の障害者雇用が進むよう努めていくと述べた。特に、障害者地域適応支援事業の進捗状況にも言及し、今後の実施予定についても確認した。
また、地域の中心である南越谷駅・新越谷駅に関連するにぎわい創出事業についても話題が上がった。議員からは、駅周辺の交通整備や都市基盤の整備の早期実施が求められ、市長もこれに応じて「交通の円滑化に向けて対応していきます」と答えた。
最後に、全国学力・学習状況調査について議論された。山田議員は自己肯定感の重要性に触れ、「子供たちの未来を考える上で質の高い教育が必要」と表明し、教育長は「私たちも最新の調査結果を反映し、指導の充実を図ります」と述べた。議論は多岐にわたり、市民の関心が寄せられる重要な内容が多数扱われた。