今回の会議では、GIGAスクール構想についての詳細な議論が行われた。
土屋来夢議員は、国が進めるデジタル教科書の導入に向けたICT環境の整備状況について質問した。これに対して教育長は、全国的に整備が進んでいることを述べ、今後さらに環境の改善を図る必要があると強調した。
また、文部科学省のCBTシステム(MEXCBT)を活用することで、教育現場の質向上に寄与することが期待されている。土屋議員はこのシステムによって教員の業務軽減がどの程度実現可能かを問いかけた。教育長は、CBTシステムの活用により、教員の負担軽減が図られているとし、具体的な効果に関してデータの収集を進めていると述べた。
さらに、土屋議員は学校における生成AIの活用方針についても言及した。最近のデジタル技術の発展に伴い、生成AIを教育現場に導入する意義を説明し、その実施の方向性を問うた。教育長は、生成AIの利活用が教育の新たな形を生む可能性を秘めているとし、そのための研修や制度の整備が重要であるとの認識を示した。
全体として、デジタル化を進めることで教育の質を向上させ、教員の業務を軽減する取り組みが強調された。今後の進展が期待される中、各種政策の具体的な実行計画が求められている。