令和4年12月定例会第13日が開催された。
この日、市長提出の第87号議案から第107号議案まで21件が一括上程され、議員たちからの質疑が続いた。特に注目されたのは、第87号議案の緊急支援事業に関する質疑であった。宮川雅之議員(22番)は、支援対象者が約3万7千世帯に上ることを指摘し、迅速な支給が求められると強調した。加えて、生活支援臨時特別給付金の給付事例についても言及し、過去の事例からの教訓を求めた。
福田晃市長は、臨時特別給付金の給付手続きについて答弁し、福祉部長の小田大作氏が詳細に伝えた。給付開始時期や過去の申請率については、令和3年度と令和4年度それぞれの住民税非課税世帯の申請率が92.6%と88.7%であったと述べられた。このデータは、緊急支援の必要性を裏付けるものである。
その後も市長提出の各議案について質疑が続き、特に第89号から第107号議案についても詳しく説明が求められた。これらの議案は主に公共事業や地域振興策など、地域の発展を目指した内容であった。議論の中では、これらの議案が市の財政への影響や市民生活への関連性についても言及され、活発なやり取りがあった。
後半には市長提出の第108号議案が追加上程された。この議案は、越谷市立地域スポーツセンター整備事業に関する一般会計補正予算であり、建設資材の高騰にともなう債務負担行為の追加を含む内容である。市長は、「社会情勢や市民のいのちと生活を守るために必要な措置である」と強調した。質疑は行われなかったが、この議案は委員会に付託されることが決定した。
この日程は、市議会の重要な決議が続く中で実施された。今後の議論によって市民の生活に直結する施策がどのように定まるかが注目される。