令和2年3月3日の定例会では、市政に対する代表質問が行われました。
松島孝夫議員は、主に登下校時の安全確保と公共交通の維持について質問しました。
彼は、登下校の安全確保のために50台の防犯カメラの設置計画に言及し、その設置基準や今後の対応についてを市長に問いかけました。
松島氏は、登下校防犯プランによって抽出された203カ所の危険箇所のうち防犯カメラが設置されたのは1カ所のみで、残り49台が別の場所に設置される点に疑問を呈しました。
市長の高橋努氏は、公共交通の維持を政府や事業者に依存していると回答しつつ、地域住民との連携を強調しました。また、新たな公共交通の形態についても、過去の議論を参考にしながら進めていく方針です。
次に、小林成好議員が南越谷駅・新越谷駅周辺の都市基盤整備に関連した質問をしました。
彼は、民間活力を活用しなければ、越谷市の未来を支えるのは困難であるとし、越谷サンシティの建て替えや周辺の整備の必要性を強調しました。市長もこの意見に同調しました。
また、パークマネジメント事業についても言及され、地域の公園を市民と共に運営する仕組みに期待が寄せられています。市長は他市の事例を参考にし、地域のニーズを考慮しながら進めると述べました。
最後に、認知症対策としての構想も取り上げられ、行方不明者の早期発見、認知症事故救済制度が求められています。地域の見守り体制や情報共有をしっかり行うことが、地域の高齢者を助ける手段となることが期待されています。
今後の具体的な取り組みやビジョンについては、更なる協議や研究の必要性が強調されました。また、その実現には市民の理解と協力が不可欠であるとの認識が示されました。