この度の会議では、主に共働き家庭向けの学童保育や新学習指導要領、地域連携に関する取り組みが議論された。
大野保司議員は、共働き子育て家庭を支える学童保育の重要性について強調した。特に、夏休みなどの長期休業中の学童保育室の早朝利用に関しての預け入れについて質問した。これに対して市長は、早朝預け入れの拡充を検討しており、具体的な方針を示すことが今後の課題であると述べた。
さらに、待機児童への対応についても注目が集まった。大野議員は特に、待機児童の解消へ向けた具体的な施策を求め、市長は地域のニーズを踏まえた対策を進める意向を示した。
次に新学習指導要領の本格実施に関する質問が行われた。授業時数の増加に伴い、夏休みの短縮が懸念されている。大野議員は、越谷市におけるプログラミング教育の充実についても言及し、教育長は新たなカリキュラムの導入を進めていると回答した。
また、イオンとの地域連携協定の締結についても言及された。地域ポイント事業「まるこカード」の導入に関して市長は、地域経済活性化につながる施策を講じる考えを示した。具体的には、地域内での消費促進を目指す内容となっている。
これらの議論を通し、市の子育て支援や教育向上、地域経済の活性化に向けた取り組みが今後の方針として確認された。課題は多く残されているが、市民の声を反映させた政策作りが期待される。