令和3年6月定例会の8日目にあたる本日、重要な議題として新型コロナウイルスワクチン接種が取り上げられた。市内で進められているワクチン接種の状況について、松島孝夫議員が市長に具体的な質問を行った。特に、ワクチン接種体系の充実と情報提供の重要性を強調し、早期の接種完了を求めた。
松島議員は、接種予約に関する問題点や、市が開催するワクチン接種サポート窓口について質問を続けた。高橋努市長は、現在の接種体制として、集団接種と個別接種の両方が行われていることを報告し、今後の予約状況についても適宜調整していく意向を示した。さらに、情報提供においても市民への分かりやすい案内が重要であると述べ、SNS等を通じての情報発信を検討していることを伝えた。
松島議員はワクチン接種の効果についても言及し、ワクチン接種後の生活で注意すべき点について高橋市長に質問を投げかけた。市長は、接種後も感染防止策を徹底することが重要であり、今後の情報発信等で市民に周知していく方針を表明した。
続いて、野口和幸議員は越谷市立病院の運営状況について質問。特に、コロナ禍における医療従事者の負担や医業収益への影響を挙げ、安定した医療提供に向けた対策を要求した。高橋市長は、医療機関の運営について十分な対策を講じていると強調し、医療従事者の確保に対する取組みも進めていくと述べた。病院の運営において地域医療を支える役割が大変重要であると再確認される。
また、細川威議員は生活困窮家庭に対する学習支援について質問。市内で取り組まれている支援制度の必要性と具体的な実施内容について確認した。市長は、学習支援事業を通じて、教育の機会を平等に提供していく方針を強調し、未来を担う子どもたちへの支援をサポートしていく意向を示した。
続けて、新型コロナウイルス感染症や影響を受ける生活困窮者への対策も強調され、地域の支援体制の重要性が再認識される中で、市民の生活向上を目指した施策が求められている。