岡野 英美議員が提起した議題において、投票率向上に対する具体的な施策が議論された。
まず、「センキョワリ(選挙割)」導入の可能性について、市長が意欲を示した。この施策は、投票を促進し、参加率を高める狙いがある。市長は「若者の投票離れを防ぐための重要な手段」と強調した。
さらに、選挙啓発グッズの制作や配布の必要性が指摘された。選挙管理委員会事務局長は、若者に向けた啓発活動の重要性を訴え、「具体的なグッズを通じて選挙への関心を高めたい」と述べた。また、高校生や若者による選挙啓発動画制作についての提案もあり、教育長は「次世代のための取り組みが重要だ」と語った。
次に、防災対策の充実に関しても多くの意見が寄せられた。市長は「災害対応のためのピクトグラム導入」を提案し、地域住民への情報提供の強化を目的とした具体的な導入計画を説明した。加えて、消防長がそれに続いて、「実際の災害時に役立つツールとしての効果が期待できる」と述べた。
また、中学生を対象とした「ジュニア防災リーダー」の育成についても、教育長が言及。次世代に防災意識を植え付けるための新たなプログラムが必要であるとし、育成方針の具体化も進めていく意向を表した。この一連の議論は、地域の安全や投票率向上に向けた幅広い施策を推進するための基盤として期待されている。