質疑の焦点は、医療的ケア児支援法の成立後の対策とHPVワクチンの接種促進に集まった。
守屋 亨議員が医療的ケア児に関し、実態調査の必要性を市長に問いかけた。市長は実施の意義を強調し、今後の支援体制整備について具体的な方針を示すと述べた。同議員は、特に保育所や学校での支援人材の確保も重要だと指摘した。これに対して教育長は、人材育成プログラムの導入を示唆した。
次に議題に挙がったのはHPVワクチンの積極的勧奨再開に向けた取り組みについてだ。市長は、昨年の国からの通知に基づき、地域住民への周知を徹底する方針を表明した。さらに、接種対象者やその手続きについても情報を提供する必要があるとし、キャッチアップ制度についての具体策に言及した。
社会インフラの老朽化は喫緊の課題であり、市長はAIやIoT技術を活用した維持管理の重要性を述べた。技術者不足という現状にも触れ、その解決策について検討する姿勢を示した。
最後に、せんげん台駅西口周辺の無電柱化事業についての進捗も報告された。市長は、国への補助事業採択に向けた計画作成が進んでいることを伝え、工事完了の見込みについても触れた。