令和3年9月定例会が7日、越谷市役所で開かれた。一般質問では、新型コロナウイルス対策や今後の市政運営に関する質疑が繰り広げられ、各議員が市長への質問を通じて市民の声を代弁した。
特に注目されたのは、24番の後藤孝江議員による高橋努市長への質問であった。後藤議員は、高橋市長のこれまでの12年間の実績に対し、順調な市政進行を評価しつつ、引き継ぎの重要性について言及した。後藤議員は「市民との約束」について強調し、市長が市政を無事に継承し、継続的な発展を見込むのが望ましいと述べた。
さらに「コロナの影響で財政運営にどのように対応していくか」との質問に対し、高橋市長は「支出の見直しや適切な予算措置により、市民サービスを確保していく」と述べた。経済の停滞は続いているが、一定の回復を見込み、必要な支援を続けていく所存を明かした。
また、山田裕子議員や小林成好議員による学校の分散登校やオンライン授業に関する詳細な質問も目立った。これに対して教育長は、学びの場を保障しながらも、校舎の使用状況に応じた教育環境の工夫を求められ、教育委員会の今後の対応に期待がかかる。
全体を通して、新型コロナウイルスの影響を受けた市政運営への取り組みや教育現場での工夫が会議の主な議題となった。議員たちは、市民との意見交換を大事にし、現状を検証する重要性を再認識して、今後の方針を協議していくことが再確認されていた。