守屋 亨議員が提起した議題は、多岐にわたる市の施策の改善を目指すものである。
特に、行政の無駄遣いを削減し、施策の有効性を高めるためにEBPM(証拠に基づく政策立案)の導入が重要視された。市長は、EBPMを活用することで、予算編成や政策立案の効率化が図れると説明する。
また、高齢者の孤立化防止についても議論が行われ、特に補聴器購入への支援が求められた。市長は、「孤立化を防ぐための具体策として、補聴器に対する支援を検討している」と述べた。
さらに、子宮頸がん予防のワクチン接種についても注目を集めた。議員は積極的勧奨の再開に伴う市の対応や、9価HPVワクチンの定期接種化への対応について質疑した。これに対し市長は、”,接種促進に向けた具体的な施策を計画していると強調した。
老朽マンションの再生に関する対策も重要な議題となった。改正マンション管理適正化法を受けた「マンション管理適正化推進計画」の策定や、県条例の制定も検討されている。市長は、これにより市内のマンションの価値向上を目指す意向を示した。
最後に、不登校の児童生徒に対する支援策についても議論された。「フリースクール」との連携や、NPO法人との協力による学びの保障が議員から提案された。教育長はその意義を感じ取り、具体的な実施計画を進めていくと答えた。
これらの議題は、今後の市の施策に大きく影響を与えると見込まれ、議員の熱心な質疑が続いた。市民がより良い政策を享受できるよう、多くの課題に向き合う姿勢が求められている。