令和2年6月定例会第11日の会議が開催され、重要な議題が順次取り上げられた。
まず、空き家等対策協議会の新しい委員として細川威議員が選出されたことが報告された。これにより、空き家対策に関する議論が一層活発化することが期待されている。
続いて、市長提出の様々な議案が審議された。第45号から第68号議案まで全て原案の通り可決されたことが伝えられた。これには、住民生活の安定やコロナ対策が含まれており、議員からの支持が強まっている。特に、第67号議案については、日本共産党の工藤秀次議員が反対意見を述べ、市の独自性と財政状況について懸念を示した。工藤議員は「越谷市のコロナ対策は国の制度に依存している」と指摘し、さらなる市独自の取り組みを求めた。
また、特筆すべきは市長提出第69号議案の追加である。この議案は一般会計の補正予算であり、合計5700万円の追加が予定されている。これにより市民への支援策を強化し、より多くの事業が推進される見込みだ。各議員による質疑応答も行われ、高橋努市長は具体的な予算内容について詳細を説明した。
特に、子育て充実事業の支援金や公共交通の感染防止支援に関する質問が寄せられ、市側からは具体的な支出内容が報告された。市民協働部長は、必要な備品についての配分や数量についての詳細を示し、市民の安心安全を図る方針を協調した。最終的に第69号議案も賛成多数で通過し、来月以降の具体的な施策に期待がかかる。
結局、会議はスムーズに進行し、各議案の可決と特定事件の委員会付託の決定がなされた。また、15日には市政への一般質問が予定されており、今後の市政運営に向けた議論の展開が期待される。