令和5年9月1日、越谷市において定例会が開会した。
議長の島田玲子氏は冒頭、出席議員31名を確認し、会議の開会を宣言した。その後、出席者により多岐にわたる報告がなされた。監査委員からは監査結果が報告され、健全化判断比率及び資金不足比率の報告も行われた。特に、債権放棄やがん対策、自殺対策施策についての報告がされ、市長からも関係する議案や施策の説明が挿入される形で進められた。
福田晃市長は、「がん対策や自殺対策は市民の健康と命に関わる重大な問題であるため、しっかりとした施策展開を進めていく」と強調した。また、健全化判断比率については、財政の透明性を確保する観点から重要な指標であるとの認識を示した。
次に、市長が提出した議案全32件が一括上程される。特に注目されたのは、「越谷市立地域スポーツセンター設置に関する議案」や、「市道路線の廃止及び新設に関する計画」である。これらの議案は市民の利便性向上や地域活性化に寄与する内容が含まれており、多くの議員からも関心が寄せられていた。
さらに、越谷・松伏水道企業団議会議員について、欠員が生じたため補欠選挙の依頼があったことも併せて報告された。この背景には、選出議員の辞職があったとのこと。選挙の方法については、指名推選で実施されることに決定した。
会期は、本日より9月26日までの26日間と定められ、より具体的な施策や議案に対する議論が重ねられる予定となっている。最後に、議長は「今後の議論で市民の期待に応えるよう努めていきたい」と述べ、散会となった。