令和3年9月定例会が開催され、様々な議題が議論された。特に、議員辞職の報告や監査結果の説明が重要なトピックとして取り上げられる。
この定例会では、福田 晃議員の辞職が報告された。竹内 栄治議長は「福田議員の辞職を許可した」と述べ、会議における人事異動が議題となった。報告書も市長から提出され、監査結果なども議員に配布された。
高橋 努市長は、新型コロナウイルス感染症の現状についても言及。現在、埼玉県内で厳しい感染状況が続いており、入院待機患者の増加が課題となっている。このため、緊急の対策として、入院先が見つかるまでの間、在宅で酸素投与を行う支援事業を開始したことを説明した。
さらに、議会では、「健全化判断比率及び資金不足比率の報告」や「債権放棄に関する報告」などが行われた。竹内議長は「特定事件に関する調査結果の報告の後、越谷・松伏水道企業団議会議員の補欠選挙についても議題に追加することに決定した」と強調した。補欠選挙では、野口 和幸議員と後藤 孝江議員が新たに選出された。
また、市長提出の29件の議案についても、議会において提案説明がなされた。その中では、越谷市個人情報保護条例の改正や、救護施設及び更生施設の基準の改正などが含まれ、各議案が慎重に審議された。
高橋市長は、全体的な予算の説明を行い、2021年度の一般会計補正予算は約98億8,000万円、特別会計全体で27億9,777万円増額する内容であると明らかにした。特に、感染症対策と子育て支援関連の支出が多く、現状の社会情勢を反映した内容であるとし、「議員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。」と協力を呼びかけた。
定例会では、議論が円滑に進み、新たな課題に対応するための計画が次々と示された。議員たちは、次回の定例会に向けて一般質問を行う準備を整え、散会となった。