越谷市におけるサンシティのあり方に関する請願が提出された。
令和5年6月8日に受理されたこの請願は、南越谷地区の活性化を考慮する内容となっている。具体的には、請願者たちは「今後の越谷サンシティのあり方に関する方針(仮称)」を策定するために、市長が附属機関を設置し、市民や有識者の意見を聴取することを求めている。この請願には、金井直樹氏や小林豊代子氏などの紹介議員が名を連ねた。
請願者たちの主張によると、越谷市は令和5年5月29日に整備基本計画を一方的に見直したとのこと。この見直し案は、南越谷の賑わい創出を目指す当初の目標に欠けているとの批判がある。また、過去に市が設置した懇談会の方針と全く異なる内容であると、彼らは指摘している。
「このような方針転換は、住民や議会からの意見聴取なしに行われた」と発言したのは、請願者の一人、畔上順平氏である。この発言は、経緯や検証内容の不透明さを指摘したものである。市が自身で設置した懇談会の議論を否定することは、住民自治に反する行為と位置付けている。
また、請願者は今後の方針決定に関して市民の意見を反映するための手続きが必要であると考える。彼らは、具体的な手続きとして、附属機関を設置し、十分な議論を経た上で、条例を制定することが肝要だと強調している。
この請願は今後、越谷市の総務常任委員会に付託され、さらなる議論と査定が行われる見込みだ。地域の発展に向けた議題がどのように進展するか、今後の注目が集まる。