議会では、白川秀嗣議員による市長への質問が行われた。
主要なテーマの一つである公契約条例について、白川議員は、「今日までの評価と実績」及び「今後の改善点と手法」について問うた。これに対し、 市長は条例の導入が地域経済に果たした役割を評価しつつ、今後の運用においてさらなる透明性確保が必要であると述べた。改善点としては、契約手続きの効率化やサポート体制の強化が挙げられた。
次に、中小企業の支援とまちづくりについて、議員は「産業振興ビジョンの成果と課題」、「今後の計画の策定」について問及した。市長は、地域産業の活性化に向けた措施がいくつか講じられ、一定の成果を上げていることを説明した。その一方で、依然として中小企業の競争力向上には課題が残っているとの認識も示した。新たな支援の枠組みを設け、企業の成長を促進する計画が今後策定されることが強調された。
最後に、地球温暖化防止対策については、政府方針のCO2削減目標の受け止め方と、越谷市の削減目標値及びそのロードマップについて問われた。市長は、地域としても政府の指針に沿った取り組みを進める意向を表明し、具体的な施策としては再生可能エネルギーの導入や省エネの推進が挙げられた。市としての削減目標には、2030年までに特定の目標値を設定し、達成に向けた具体的なロードマップの策定が進められていると明らかにした。