市議会において、守屋 亨議員がいくつかの重要な課題を提起した。
最初に、民生委員の人材確保対策について質問を行った。議員は、民生委員の活動費に対する市独自の支援の可能性と、サポート体制の充実を挙げた。市長は、サポート体制の強化を進める必要性を認識しており、協力委員制度の導入も視野に入れていると答弁した。
次に、高齢者の健康維持に向けた予防接種の接種率向上について言及した。特に高齢者肺炎球菌ワクチンの接種状況について、本市の現状と他の中核市との比較を示した。市長は、対象者への再通知を強化することで、接種率向上を図る方針を示している。
さらに、地域を守るための建設土木工事の担い手育成に関する公共工事の平準化について、債務負担行為の積極的な活用やゼロ市債の導入を提案した。市長は、公共工事の柔軟な工期設定を可能にするため、適切な手続きを検討する必要があると述べた。
最後に、災害時に備えた公共施設の避難所機能の拡充に関する議題も扱われた。議員は、避難者の健康を守るためのエネルギー設備について言及し、生活環境が配慮された設備導入の必要性を訴えた。この点に対して、市長は対策を進める意向を伝えている。