令和3年6月定例会が新本庁舎で開催された。
本定例会では、議長と副議長の辞職および新たな選挙が行われる重要な議題が議論された。特に、新しい議場での活発な議論が期待され、大きな関心を集めている。
まず、議長の辞職が承認された。伊藤治議長は過去2年間の在任に感謝しつつ、今後は一議員として活動を続けていくことを強調した。伊藤議長はこの間、埼玉県市議会議長会の会長職を務めた経験を生かし、今後も地域の発展に貢献していく意向を示した。
その後、議長の選挙が行われ、竹内栄治議員が新たに議長に選出された。竹内議長は自らの責任の重さを述べ、市民の信頼に応えるため、議会運営や議会改革に専念することを優先事項として掲げた。選挙の結果は29票中20票を得たことが報告された。
また、副議長の辞職も承認され、畑谷茂前副議長が退任の挨拶を行った。畑谷前副議長は議員の皆様や関係者への感謝の意を表明し、越谷市の発展のために一層尽力する意向を示した。
続いて、副議長の選挙が実施され、大野保司議員が当選した。大野副議長は、自身の責任を重く受け止めつつ、議長と協力して議会運営に取り組む姿勢を示した。
さらに、越谷・松伏水道企業団および東埼玉資源環境組合議会議員の補欠選挙についても報告があり、必要な議員の補充が求められた。これにより、地域の公共サービスの向上を図りたい意向が示された。
最後に、高橋努市長が提出した11件の議案について、概要の説明が行われた。これには、地方税法の改正や障害福祉サービスの基準見直し、さらには予算補正の内容が含まれており、議会はこれらの議案を慎重に審議することとなる。市長は新型コロナウイルスのワクチン接種等の感染症対策も強調し、地域住民の安全を第一に考えていることを訴えた。
次回は6月7日に開かれる予定で、一般質問が行われる。議会の透明性と市政への市民の関心が高まる中、今後の議論が注目される。