令和3年6月10日、越谷市にて第6回定例会が開催された。この会議では、野口高明議員、菊地貴光議員、山田裕子議員などが市政に対する一般質問を行った。
特に注目されたのは、越谷市公式ホームページの運用と今後の改善策に関する質疑だ。野口高明議員は、ホームページが市民にとって見やすく利便性の高いものであるための改修状況について問うた。市長の高橋努氏は、現在使われているCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の改善に向けた取り組みが行われていると強調し、令和4年10月に予定されている全面リニューアルに向け、チャットボットの導入なども視野に入れていると述べた。
また、越谷アルファーズを活用したまちづくりの視点から、菊地貴光議員が提言を行った。今シーズンでのチームの活躍は地域にとって大きな誇りとなっており、その支援に対する市の取り組みの重要性が再確認された。市長は、「越谷アルファーズの活躍は地域の人々のウエルビーイングに寄与する」と述べ、引き続きの支援を約束した。
さらに、水害対策に関する議論も行われた。山田大助議員は、新方川のポンプ増設や貯留施設の検討について質問。市長は、流域全体での浸水対策の重要性を認識しているものの、県との調整や予算の制約など複雑な背景があることを説明しつつ、貯留施設の検討を進める方針を示した。
この日、多くの議員が市民にとって重要なテーマに焦点を当て、その結果、越谷市の新たなステージへの転換点となるかもしれない議論が繰り広げられた。市民生活に直結するこれらの施策に対する進捗が今後どうなるかが注目される。