令和4年6月9日、越谷市議会にて、金井直樹議員は市内福祉施設での傷害事件について市長に質問を行った。金井議員は、福祉施設で起こった事件について、事前の情報が不足していたことに驚きを隠さず、報告体制や市の対応について市民の命を守る立場としての考え方を問うた。
福田晃市長は、今回発生した傷害事件は重大であり、障がい者施設における虐待行為は許されないとし、速やかな警察への通報や改善策の策定が求められると強調した。市内の福祉施設で発生した事件に対して市は適切に対応し、再発防止に向けた取り組みを進める意向を示した。
さらに、金井議員は市民の命を守る立場についても質問し、市長が公約に掲げた「いのちと暮らしを守る」という理念について見解を求めた。市長は市民一人一人の人権を尊重し、安全に暮らせる地域を作ることが行政の使命であると再度説明した。
その後の議論では、福祉施設への月例監査や監視体制の強化についても焦点が当てられた。金井議員は、福祉事業者の監査が不十分であったことを指摘し、市長に対して今後の監査や福祉事業の実態についての定期的な報告を求めた。
市内の水害のリスクについては、議員からもさまざまな質問があった。水害避難のための対策を巡り、周辺道路の整備や避難所へのアクセス改善に向けた取り組みが必要だとする意見が多数表明された。市は、確かに視覚的に難しい状況があると認めつつも、具体的な改善案を今後早急に講じる姿勢を示した。
教育現場については、部活動の運営方法や教員の負担軽減のため、地域からの支援を受ける動きが評価され、今後の方向性についても関係者の合意を得ながら進めていきたいとの意向が示された。
最後に、金井議員は市長に対して、透明性のある情報提供や市民参加の促進を通じた信頼関係の構築を強く要望した。市長は、今後も市民の信頼に応えるべく、しっかりとした監視体制を構築し、地域社会の安全確保に努めていく姿勢を示した。