越谷市の議会において、立澤貴明議員が市の発展と多文化共生に関する重要な質問を行った。
議員は、サンシティ越谷市民ホールの継続利用とその方向性について市長に問いかけた。市長は、今後も地域の文化創造拠点として機能させる方針を示した。
また、越谷の国際交流と多文化共生戦略についても言及。市長は「これからの越谷には多文化共生が不可欠であり、戦略的に推進する」と強調した。さらに、キャンベルタウン市との姉妹都市提携の考え方についても論議された。
この提携が、市の国際交流を加速させるものであるとの期待が寄せられている。市長は、国際交流協会との協働について「市の国際的な認知度を高めるため、一体的に活動していく」と発言した。
また、今後の(仮称)多文化共生推進センターの整備事業についても、様々な意見が交わされた。教育長は、外国人児童生徒への教育の充実が重要であり「地域社会への適応を促進するための教育方法を模索している」と述べた。
最後に、公職者の中立性についても議論が及んだ。市長は、入学式や卒業式での祝辞や祝電披露について「公務の一環として政治的中立を意識して行う」と答えており、教育長も同様の見解を示した。市内の公園における政治活動に関しては、選挙管理委員会の見解も求められた。
この議論から、越谷市は地域の活性化と多文化共生の推進に向けた取り組みを積極的に進める意思を示している。