令和4年12月定例会において、川口市議会が重要な市政の議題を審議した。
まず、市長提出議案に対する質疑が行われ、公明党市議団の関由紀夫議員が国の第2次補正予算に対する市の対応について質問した。関議員は、「物価高騰に対する対策として、電気・ガス代の負担軽減や子育て支援の充実が挙げられている。この補正予算を有効に活用するべきである」と訴えた。
また、防災・減災関連予算についても具体的な質問が続いた。早川英雄建設部長は、「橋りょう長寿命化や道路改良事業において、現時点で5,370万円の内示を受けた。市民の命や財産を守る事業に取り組む」と述べた。
さらに、関議員は自治体マイナポイント事業に関して、国が進める事業に市としてどう参画するかを問うた。小西一功企画財政部長は、「国の補助金も含めて実施を前向きに検討している」との考えを示した。
次に、福祉や医療関連の質疑に移り、関議員は、高齢者には緊急通報システムの完全な無料化を求めた。「70歳以上の方にも利用しやすい制度が必要」と強調した。一方、施設内での事故防止や病気にかかった高齢者の支援策を改めて確認した結果、多くの提案が表明された。
続いて、議案審議では、市の教育改革についても議論が活発に行われた。特に育児休業制度や奨学資金貸付制度についてFOCUSが当てられた。市長は「市内で育児休業を取りやすい職場環境づくりに向けて支援を行う」と述べた。
また、教育環境についても、教員の確保や不登校支援も含めて多様な取り組みが求められた。実際に、仲町中学校のプールの改修計画についても言及され、多くの課題解決が期待される。
防災対応に関しては、南消防署の整備計画において、「災害から市民を守るため、地域の消防力を強化する」との表現が印象的だった。