令和3年3月16日、日高市議会の第1回定例会が開催され、数多くの議案が審議された。
主な議題には、令和2年度日高市介護保険特別会計補正予算(第2号)や令和3年度日高市国民健康保険特別会計予算などが含まれた。
中でも、「令和3年度日高市国民健康保険特別会計予算」については、予算額が62億3480万6000円となった。
この予算の中で、国民健康保険税においては、コロナ禍での経済活動の低下による影響が指摘された。特に、委員より「被保険者の減少が税収に悪影響を与える」との質疑があり、執行部より「3%の所得減少を見込んでいる」との回答があった。
他にも、議案第6号や第5号の後期高齢者医療特別会計予算、介護保険特別会計予算も同様に原案が可決された。特に、議案第7号に関しては、介護保険料に関して9500万円の予算が示された。
また、議会では、日高市職員定数条例の一部改正や、手数料条例の改正が可決され、事務局は新たに求められる職員数の見直しに関しても報告を行った。これは、再任用職員をフルタイムの常勤職員として新たに扱う方向性を打ち出したもので、今後の人事配置に影響を及ぼすと思われる。
さらに、議会では、予防接種事業に関する議コメントなどが可決され、ワクチン接種環境整備費用についても質疑が行われる中、地域医療機関への支援が決定した。
その後、議案第21号および第22号として、令和3年度一般会計補正予算が全体的に賛成多数で可決された。市長もその後の挨拶でこれらの予算が市民生活の安定化を目的としていることを強調した。