令和3年9月21日に松原市議会の第3回定例会が開かれた。主な内容は、議会議案第6号「北朝鮮による弾道ミサイル発射に対する抗議決議」や一般質問が行われた。本議会では、平野良子議員が新型コロナウイルス感染症対策について質疑を行い、特に自宅療養者支援の必要性を強調した。彼女は、松原市としての対応について問うた。
平野議員、新型コロナ対策についての質疑
平野良子議員は、自宅療養者に対する市の支援について強い懸念を表明した。彼女は、自宅療養者数が急増する中、適切なサポート体制が必須であると述べ、経済的支援や情報提供が必要であると訴えた。「ワクチン接種だけでなく、感染者への支援も怠るべきではない」と発言した。
これに対し、松原市の澤井宏文市長は、「自宅療養者には保健所が健康状況を把握し、必要に応じて配食サービスを提供している」と回答。また、健康部長の向井貴子氏は、自宅療養者支援のための連携体制を強化する意向を示した。
高齢者虐待の防止に関する提案
同じく平野議員は、高齢者虐待の防止策についても質疑した。彼女は、多様化する虐待とは別に、相談体制の充実が不可欠であると指摘した。市長は、地域包括支援センターを通じて相談への対応を強化し、啓発活動を進める方針を確認した。
北朝鮮のミサイル発射への抗議決議
議会を終えた後、北朝鮮による弾道ミサイル発射に関する抗議決議が満場一致で可決された。この決議は、国民の安全を脅かす行為であり、国際法に違反することを強調した。市議会は、政府に対し、日本国民の命を守るための強い対応を促した。
最後に、松原市議会は、このような議論を通じて、地域の未来を考えつつ、市民に寄り添った政策を進める重要性を訴えた。市は今後も、引き続き市民の健康と安全を守るための施策を進めていく必要がある。