令和4年12月松原市議会第4回定例会が開催され、議論が交わされた。
主な議題は小・中学校への機械警備システム及び防犯カメラの設置状況である。市長の澤井宏文氏は、学校の安全強化に向けた取組みについて説明した。特に、侵入事件を受け、警備会社との協力を強化し、早急に対策を実施する意向を示した。また、町会等による防犯灯と防犯カメラの設置状況も報告され、設置数の増加が治安向上に寄与していると強調された。
次に、犬のフン放置問題が取り上げられた。市では、飼い主にマナーの向上を促す活動を行うとともに、犬の散歩マナー向上を目的に啓発看板の配布を進めている。この問題に対し、新たな取り組みとして、イエローチョーク作戦の導入が検討されることになった。これは、実際に放置されたふんの周囲をチョークで囲み、飼い主に意識を向けさせる手法である。
また、市のホームページにおける松原の魅力発信についても議論された。松本公室次長は、情報提供の強化とセキュリティ対応について言及し、幅広い世代に向けた情報発信の重要性を訴えた。加えて、ホームページの更新管理を専門知識がなくても行えるよう、利用者目線での改善を進めている。
本会議では、子育て応援トータルプランに基づく支援策も話題となった。依田眞美子議員は、特に未就園児及び幼児教育・保育の現状について質問し、市が提供する多様な支援策の推進を求めた。市長は、地域のニーズに応じた子育て支援を継続する旨を述べた。
ワクチン接種の問題についても取り上げられた。子宮頸がんワクチン接種の重要性が強調され、教職員にも積極的に周知する必要があると強調された。新型コロナウイルスを踏まえた感染対策の重要性も訴えられた。
このように、議会では市民の安全を守るための様々な施策が話し合われた。今後も引き続き、市民の視点に立った活動が求められると考えられる。