令和2年8月26日、松原市議会第1回臨時会が開会された。
出席議員は17名で、定足数が確保されたことから、会議は円滑に進行する。
会期は本日及び27日の2日間に決定。議長には、篠本雄嗣氏が選任されているが、本日辞職願を提出した。議会運営委員長の報告により、議案は各種提案され、慎重に審議が行われた。
特に重要な議題は、令和2年度松原市一般会計補正予算に関するものであり、報告第20号及び第21号が一括して審議された。太田敏氏は、今回の補正予算に対する提案理由を説明した。報告第20号においては、6億5,458万1千円の補正額が提案され、この金額は歳入歳出の追加分である。
この補正予算は、国制度によるひとり親家庭への臨時特別給付金や、高齢者向けの支援金、さらに新型コロナウイルス防止のための経費が含まれる。
続いて、報告第21号では、3億3,310万円の補正が提案され、市内の医療機関への支援や、備蓄品の整備に要する経費が含まれている。
また、議案第48号として、学習用端末等の取得についても説明があり、新型コロナウイルス対策として、特に子どもたちの学習環境を整える目的で、ICT機器を導入するものであることが強調された。
市民の防災意識を高めるための防災用品支援事業への質疑も行われ、マスク、消毒液などを含む約25種の防災用品を準備する方針が示された。橋本明氏は、実施時期について10月を予定していると述べ、また、各世帯への告知方法も検討しているとのことであった。
さらに、副議長の河内徹氏も辞職願を提出した請求があり、議長と副議長の両職について、政体の透明性を保つための選挙が行われる。各種選挙の結果、池内秀仁氏が新議長に選任され、河本晋一氏が新副議長に選任される。
この議会では、コロナ禍を経ても市の財政事情を考慮し、適時適切な意思決定が求められている。議員一同は、松原市の発展と市民の福祉の向上を目指して、今後も積極的に活動する旨を確認した。