令和3年12月17日に松原市議会は第4回定例会を開催し、さまざまな議案が審議された。
特に注目されたのは、令和3年度一般会計補正予算や国民健康保険特別会計の補正予算の案件である。
福祉文教委員長の依田眞美子氏は、報告第11号及び議案第56号について、全員異議なく承認すべきと強調した。
また、松原市国民健康保険条例の一部改正についても、異議なく可決されるとの報告があった。
一方で、議案の中には防犯カメラ設置補助金交付申請に係る請願が含まれており、これは不採択となった。
特に質疑が多かったのは、子育て世帯への臨時特別給付金の現金支給についての議論であった。
福祉部長の中瀬保氏は、「市民からの声を考え、現金支給を決定した」と発言し、支給額は現金10万円と明言した。
この給付金に関しては、所得制限を超える世帯数についても明確にされ、545名の児童が特例給付の対象になっていると報告された。
このような具体的な数値を示しつつ、議会内では支援内容の多様化や、必要性についても議論がかわされた。
松原市は市の経済支援策についても考慮し、議論を重ねている。
また、監査委員の選任については、現監査委員を継続して選任する形で進められ、全員同意をもって採決された。
最後に、沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書が提案され、全員異議なく可決されたことが強調された。
この議案は、過去の戦争に対する深い敬意を示すものであり、議会はこの趣旨を重視している。
令和3年松原市議会第4回定例会は119分の会議で全議題を無事に終結した。議長の池内秀仁氏は、今後も市民の声を大切にしながら、議会運営に取り組むことを表明した。