令和2年3月4日、松原市議会第1回定例会が開かれ、新型コロナウイルスに関する議題が最初に取り上げられた。市長の澤井宏文氏は、感染拡大防止に向けた取り組みを強調した。
澤井市長によれば、松原市は大阪府や関係機関と連携し、手洗いやせきエチケットの徹底を図り、市独自の感染症対策を実施しているという。また、イベントの中止や市有施設の休館なども含め、必要な対策を講じている。
続いて、自由民主党の池内秀仁議員が松原市の未来について質問を行った。池内議員は、人口減少が本市にとって最大の課題であり、2025年には人口が11万人を割る見込みであると指摘した。市長は、企業誘致や子育て支援を通じて、人口流入・定住促進に取り組む意向を示した。
また、財政的な将来ビジョンについて議論され、議案第4号の令和2年度予算案が提出された。市税収入と義務的経費に関する数字が示され、将来の厳しい財政状況についても懸念が表明された。
さらに、空き家対策において、松原市では民間業者と連携しながら流通促進を図るとともに、所有者に対し改善を求めており、効果が見られると報告された。