松原市議会の第3回定例会が令和4年10月7日に開催された。
この会議では、健康増進や教育環境について市民が関心を持つ質問が多く寄せられた。
まず、健康増進については、公明党の依田眞美子議員が帯状疱疹ワクチンの助成について言及した。依田議員は、増加する帯状疱疹患者に対し、ワクチンによる予防の重要性を強調した。また、補聴器の購入助成についても質問し、高齢化社会における難聴の問題に言及。市長の澤井宏文氏が「ワクチン接種の安全性や効果について最新情報を調査し、支援策を検討する」と述べ、今後の助成制度について研究を進める意向を示した。
次に、教育環境についての質問が行われ、外国語教育や教科担任制について言及された。教育長の美濃亮氏は、「子どもたちが主体的に英語でコミュニケーションを図る態度を育成する必要がある」としたうえで、教育委員会として外国語教育の充実に取り組む方針を示した。また、教科担任制の導入については、教員の専門性を生かし、効率的な授業内容の提供が可能になることを期待しているとした。特に、支援学級の運用についても多くの質問があり、適切な教育環境の提供意義が強調された。
最後に、読書の森については、利用状況が好評であることが報告された。坂野市民協働部長は、プレオープン以来来館者が増加し、特に自習室の利用が好評であることを示し、図書館サービスの向上を目指して、今後も取り組んでいく意向を示した。