令和5年9月20日、松原市議会第3回定例会が開催され、商店街の未来や公共施設のエアコン設置、デジタル推進、子育て支援についての多くの議論が交わされた。
特に、商店街については、中田靖人議員が提言し、商店街の多くが高齢化や後継者不足という課題を抱える状況に触れた。商店街振興のためには、地域内に賑わいを生み出し、商店主の負担感を軽減する必要があるとの意見があり、今後の支援策を見直す方向で協議が進められることが求められた。
無電柱化の推進についても熱心な発言があり、特に「安全で円滑な交通の確保」と「良好な都市景観の確保」という観点からの取り組みが強調されたが、実行に向けた課題も多く、慎重な検討が必要であることが指摘された。具体的には新たな電柱が増え続ける現状への対策が肝要であるとも述べられた。
デジタル推進に関する議論では、基幹系システムの標準化や生成AIの活用について、無駄なコストを削減しながらより効率的な業務運営を図ることが環境整備に繋がるとの認識が共有された。特に人材不足に伴うリスクへの懸念も表明され、市として対応策を検討することが強調された。
最後に、子育て支援に関して、市独自の施策である小中学校給食費の完全無償化について話が及び、さらなる負担軽減へ向けた取り組みの重要性が指摘された。丸々一人一人に対する支援の必要性を議論し、特に多子世帯への支援を拡充することの意義について意見が交わされた。