泉大津市議会の第2回定例会が令和4年6月24日に開催され、重要な議案が審議された。
特に、泉大津市子どもの医療費の助成に関する条例改正が大きな注目を集めた。この改正案は、子どもの医療費の助成対象を15歳の年度末から18歳の年度末まで引き上げる内容となっている。健康こども部長の藤原弥栄氏は、経済的負担を軽減するための施策として、10月施行を前倒しすることを説明した。村岡均議員は、早期の実施を歓迎し、対象年齢の引き上げが子育て世帯にとって期待される効果をもたらすと強調した。
次に、令和4年度一般会計補正予算が議題に上がった。総務部長の虎間麻実氏は、歳入歳出予算を350億4701万円にするための2,698万円の追加を明らかにした。この補正には、子ども医療助成の対象拡大や、それに伴う関連費用が含まれている。
最後に、請願第1号、学校における子どもの健全な育成を求める請願が取り上げられた。請願者の林哲二議員は、新型コロナウイルスの影響で子どもたちが受けた制限について、特にマスク着用による影響や心理的負担を訴えた。質疑の中で、他の議員からも教育委員会や学校の適切な対応について質問が交わされ、様々な見解が示された。最終的に議会は、請願の趣旨を確認し、採択することに決定した。
市長の南出賢一氏は、マスク着用についての指導や意識改革の必要性を強調し、特に熱中症予防の観点から、必要な場面でマスクを外すことを推奨した。今後は、子供たちの健全な成長を守るための施策が求められることが改めて確認された。