令和3年6月22日、藤井寺市議会は第2回定例会を開催し、様々な議題が取り上げられた。特に、ワクチン接種率の向上は重要なテーマとして議論され、片山敬子議員は、特に高齢者および家庭で接種を躊躇している人々への対応を求めた。
接種率向上のためには、制度への理解が不可欠である。市は現在、高齢者の接種を進め、希望者が希望通り受けられる体制作りに努めている。さらに、未接種の高齢者については、副反応や基礎疾患について専門医からの情報提供が行われることが強調された。
「子どもたちのSOSを発信しやすい環境づくりについて」も重要な議題であり、市は各学校に相談窓口を設置するにあたり、特にタブレット端末を活用する意義が語られた。ICTの活用によって、子どもたちが直接相談できる手段を提供することで、いじめや虐待等の問題への配慮が進むと期待されている。
また、食品ロス削減に向けた取り組みについても議論がなされ、オンラインやフードバンクを通じた支援の拡充が求められた。各種施策を通じて、無駄のない食文化の確立を目指す必要性が指摘された。特に、消費者に対する啓発活動や実際に行われるイベントが重要であるとの意見もあった。
さらに、地域との連携や居場所づくり、協働の取り組みが各議員から提案されており、出会いやつながりを重視することが地域活性化につながると強調された。藤井寺市においては、地域の歴史や文化を生かしながら、さらなる相互理解を進め、誰もが住みよいまちの実現を目指す意気込みが感じられた。