令和2年藤井寺市議会第1回臨時会が、令和2年5月22日に開催された。
議会では、市税条例の一部改正や新型コロナウイルス感染症への対応を含む補正予算案が提案された。特に、新型コロナウイルスによる影響を受ける市民に対して、特例として防疫作業従事手当の支給を行うことが重要な議題となった。
この臨時会では、報告案件として計7件が審議され、特に予算に関する議案が多くを占める結果となった。特に、令和2年度藤井寺市一般会計補正予算については、新型コロナウイルス感染症の影響に対する緊急対策としての側面が強調され、議員からも多くの意見が交わされた。
岡田一樹市長は「本会議にて提案した議案に関して、議員皆様からの承認を賜ることができたことに感謝する」と述べた。
また、議案第27号の特別職の職員の給与に関する条例改正については、市長の期末手当を減額することが提案された。この決定は新型コロナウイルスにより影響を受けている市民に寄り添う意義を持ち、特別職の全員に対して同様の配慮が必要との意見もあがった。松木洋介議員は「市長の取り組みを評価するが、全特別職が一体となって支援策を講じていく必要がある」と発言した。
そのほか、藤井寺市の色々な委員会に関する人事が行われ、新たな議長として山本忠司議員が選出されるなど、重要な人事も併せて発表された。議長就任に際して山本議員は「市議会の発展に寄与するため、誠心誠意取り組む」と意気込みを示した。
この臨時会では、特に新型コロナウイルスに関連した財政的な対応が焦点となり、今後の藤井寺市の運営に対する影響が懸念される中で、議員らは引き続き市民と向き合った政策を模索していく姿勢を示した。