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藤井寺市議会が家庭的保育事業条例改正を可決、市民意見も反映

藤井寺市議会は家庭的保育事業の条例改正を可決したが、保育環境への影響が懸念される。
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令和元年6月定例会(第1回)の藤井寺市議会が開会。議会は、藤井寺市のさまざまな施策について精力的に協議を行う。

重要な議題のひとつとして、家庭的保育事業関連の条例改正が挙げられた。この条例改正について、岡本光民生文教常任委員会委員長は、賛成多数で可決されたと報告した。当該改正は、保育用施設の連携基準を緩和する内容である。

一方で、反対意見も存在する。日本共産党の瀬川覚議員は、保育環境の質が低下する懸念を示し、「市民の願いに逆行する」と述べた。これに対し、伊藤政一議員は賛成意見を表明し、「地域の保育ニーズに応える制度」と強調した。

続いて、子どもの医療費助成についての請願も取り上げられた。木下誇議員は賛成意見として、医療費の無料化を求める意義を説明した。しかし、最終的にこの請願は不採択となった。国民健康保険料に関する請願でも同様の結果となり、瀬川議員は引き下げる必要があると唱えたが、多数決で不採択となった。

さらに、障害者や児童に配慮した災害弔慰金の支給に関する条例、森林環境譲与税の基金条例など多くの議案が可決。「議会議案第7号、児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書」も無事に通過した。

市長の岡田一樹氏は、世界文化遺産登録の報告も行い、地域の振興を期待した。定例会は、26日間の審議を経て閉会となり、市の発展に向けた施策が進められることとなる。

議会開催日
議会名令和元年6月藤井寺市議会定例会(第1回)
議事録
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